昭和60年に当社を設立いたしました。以来、廃棄物の分野において、収集・運搬から、分別・保管、積み替え、積み置き、そして処分までと幅広く事業を展開しております。
設立当時から東京のゴミ問題は深刻な状況でしたが、私どもは増え続ける東京のゴミ処理は、いずれ行政だけでは対応しきれない時代が来ると予測しこの問題に着目してきました。そこで私どもは、平成7年、自社工場内に「ロータリーキルン式焼却施設」を設置しました。この焼却炉は800度以上の高温で炉を回転させながら焼却するため、他種の焼却炉よりも燃え残りが格段に少ないのが特徴です。
平成15年には排ガス処理システムを改良して連続運転(24時間処理)を行うことにより、安定した焼却 を確立することができました。ここ数年、行政や一般の方々のゴミ問題に対する意識が高まり、ゴミの分別やリサイクルの方法も浸透し排出量は減少傾向にあります。一方、ますます進む高齢化社会においては、医療廃棄物(使用済み注射器などの感染性産業廃棄物や廃紙おむつ等)処理の需要は漸増方向にあります。
当社はこの医療廃棄物処理の分野での対応も積極的に拡大してまいります。また最近では、「気候変動」や「地球温暖化」が世界的に大きな問題となり、「SDGs」「脱炭素」などのテーマのもと、ますます業界に求められる環境は高度化してゆく傾向にあります。
これからも、皆さまから喜ばれる廃棄物処理会社として、環境問題と正面から取り組み、処理コストの削減に取り組んでいきたいと考えております。